4月3日
朝、食堂に降りると窓の外に建物の壁にからんだ枯れたツタを焼くミランさんが見えた。天気は良くなったのに、もの悲しさを引き立てられるようだ。
これまで言及してこなかった朝食について…
朝食は毎日焼きたてパンを買ってきてくださる。
朝、パンを買いに行くのは男性の仕事。パンを買いに行き、そこでコーヒーを飲みながら新聞を読み、周りの男性陣と語り合うのが朝の風物らしい。
ピントがぶれまくっているけど、サラミが写っていたので…サラミも酒のつまみではなく、普通に食事にいただく。ピンクと白のものはマカロン。手前はバター。
そして、スープ。毎日いろんなスープを出してくださった。
そして、子どもたちが気に入ったのは、ジャム・スプレッド類。大人はリエット(鶏、豚など)。
リンゴのジュレ(ジャム)とヌテラ大人気。ヌテラ、写真はお土産に買ってきた小瓶だが、当地では1kg!入りの大瓶。味が日本で売っている物と違うと子どもたち。どうやら日本のインスタントうどんが東西で味が違うように、原産地によってナッツと砂糖の配分が違って味が違うらしい。(日本で手に入るのは、オーストラリアかカナダ製、こちらはイタリア製)
あと、乳製品がどれも美味しかった。バターなど、あのエシレもこちらでは日本ほど高くないし、エシレじゃなくても十二分に美味しい。
毎日やってくる鴨ファミリー。この方々は警戒心が強く、部屋の中で大きな声を出すだけで逃げてしまう。パリの厚かましい鴨とは大違い。
と、こうして最後の朝食をいただき、バタバタと1台のタクシー(バン)に8人乗り込んでラ・ロワンテーヌを後にした。